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FAN PASSα版振り返り

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FAN PASSα版振り返り

こんにちは！

私は2023年11月～2024年3月まで、「一日一枚まで」誰でも発行できる自分の「応援パス」「FAN PASS」をα版として実施してきました。

（FAN PASSは4月以降も引き続き「β版」として継続していきます。）

「FAN PASSって何？」という方はこちらの記事をご覧ください！

ファンパスロゴ（640：360）
「自分」を売って月6万⁉「推し活革命」FAN PASSって何？FAN PASSを発行してみたい方は こちらのGoogleFormからご記入ください！ 「あ、そろそろ時間ですよ。。」 「えっ」 「あ、...

2023年8月～10月に参加した「ナミエシンカインキュベーションプログラム」で、メンターの中井健太さんとの壁打ちの中で、このサービスを思いつきました。

アイデアからノーリスクですぐにα版を実施することが出来たのは、日本円で誰でもチケットを発行できるサービス「チケミー」のおかげです。

重ねて御礼申し上げます！

本記事では、一旦3月末の結果を踏まえて振り返りを行っていきたいと思います。

目次

0.FAN PASSが作った価値

人が人を応援するという動きは、どれだけAI時代が進んでもなくならない感情と行動だと思います。

YouTube
外部リンク
FAN PASSの歌（α版）

「推し活」という言葉が流行って久しいですが、これまで応援されていた人は、アイドルやアニメキャラ、VTuberといったような「神輿に担がれる人」がほとんどでした。（FAN PASSも最初はVTuberをターゲットにアタックしたのですが、中々反応は悪く、上手くいきませんでした。）

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一方で、Web3、Web2分野に関わらず、デジタルコミュニティが雨後の筍のようにニョキニョキと乱立する中、大半の人は「何物でもない人」。でも、彼らは日々、コミュニティの中で「みんなのために何かをしつつ」「自分も何かを実現したい」と考えて行動しています。

FAN PASSは、「神輿に担がれる人」はもちろんのこと、デジタルコミュニティ上で「みんなのために何かをしつつ」「自分も何かを実現したい」「何物でもない」人をカジュアルに応援出来るツールとなりました。

誰でも発行できる
波を作らずとも継続的に取り組める
活動資金に充てられる
購入者との絆を結べる

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もちろん
「自分のパスなんて売れるのかな」
こんな葛藤を乗り越える必要はありますが、
TY（とりあえずやってみる）の号令の元、発行をしてみると

「売れた…！」
「○○さんが買ってくれたのか…！」
「ありがとうーーー！！」

こんな感情価値を感じていただける手段となりました。

1.数字で振り返るFAN PASSα

トータル売上実績(11月24日～3月31日)

総流通金額 ￥2,561,635
総流通枚数 1205枚
発行単価平均 ￥2,355

月ごと売上

時期 金額 (前月比)
11月24日～12月23日 ￥202,698 –
12月24日～1月23日 ￥851,371 420%
1月24日～2月23日 ￥872,811 102%
2月24日～3月23日 ￥478,935 55%

最初の月は早くから始めていただいたなおこママに売り上げの大部分を引っ張っていただきました。
2カ月目でシャックさん、ゆーき丸さん、まっちゃさん、おすいちさん等、主にNinjaDAOで活躍しているメンバーがが一気に牽引していただき、一気に拡がっていきました。
3か月目はナナゼロさんやつっきーーさん、げんきさん、みちさん、なかさん、じゅんぺいさん、みささん、あややんさん、まーるさん等キャラDAOのメンバーなど幅広いWeb3コミュニティに拡がっていきました。
4カ月目はXガチ勢などWeb3外に拡げるチャレンジをしていきましたが、界隈の文化創出に時間を要し苦戦、α版終了ムーブやFiNANCiEの盛り上がり等に押され、減衰していってしまいました。

発行者数、発行枚数、購入者数

1枚以上売上が上がった発行者 92名
1人当たり売上の平均 ￥27,843
1人当たり販売枚数 13枚

ちなみに発行まで至ったものの1枚も売れなかった発行者は5名。
発行に興味を持ったものの発行まで至らなかった方は31名でした。

売上ランキング（上位10名）

1位  ペスハム：￥150,000
2位  シャック：￥142,560
3位 ゆーき丸 ：￥134,000
4位 ナナゼロ ：￥127,040
5位 なおこママ ：￥106,000
6位 higashino ：￥70,000
7位 げんき ：￥66,500
8位 オルゴール ：￥64,000
9位 つっきーー ：￥63,360
10位 たかばーす ：￥63,000

あまり本意ではないですが、最後の最後で企画者のペスハムが2位のシャックさんを抜いて売上ランキング1位になってしまいました。

α版での心残りは、いわゆる「The インフルエンサー」や「The 神輿に担がれる人」をお誘いできなかったことです。

いわゆる「何物でもない人」がファンパスを発行しても数万～十数万の売上を作ることが出来ることは証明できました。

「神輿に担がれる人」の方がファンパスを発行すると、どんな熱狂が生まれるのか、については、β版以降の取組に持ち越しになりそうです。

ユーティリティを付与していたメンバー（抜け漏れあるかもです）（25名）（27％）

水無月彩椰： 直筆デジタルメッセージ等
ベビロン ： NFT作品半額で購入可能
碧水(𝒉𝒆𝒌𝒊𝒔𝒖𝒊)： 直筆の書リクエスト（複数枚）
hanpa： 運営施設無料利用
みうらドーナツ： NFTのエアドロ等
うぎまる： オンラインで話聞く
ゆうき： お子様の教育相談
Riko： NFT作品お渡し
シャック： サメAIアートお渡し
ひーろー： 不動産仲介手数料割引
‘K’： 声優レッスン（複数枚）
おおみきりん： 公開でテキスト相談,質問
アヲアヒル： AIアートお渡し
森野王子： 星読み鑑定
いちぴー： リアルイベント無料手伝い
カブ： Kindleに名前載せ等
ONIちゃん：まちサーガ勇者NFT
萌： エモボイスプレゼント
higashino： 作品先行販売特典
はっぴー： ぬいぐるみ郵送
ごっちゃん： ビジネス相談
てりやきクレイジー： おむつに似顔絵
パンだぉ： ダイエット指導や食生活改善のアドバイス
PaNyaN： 保険相談
みさ： AIアート提供

FAN PASSは「出来る範囲でユーティリティを付与しても良い。しなくても良い。」というコンセプトですが、ユーティリティを付与した方は少数派となりました。売上高との相関もそこまでなかったです。

複数枚購入特典については、事例数は少ないがリピーターに繋げることができました。10枚保有で声優オンラインレッスンというユーティリティを設定していた’K’さんのファンパスを10枚購入した方がいらっしゃった。

主の活動費以外に使い道を明確に示していたメンバー（抜け漏れあるかもです）（11名）（12％）

おすいち： お昼ご飯のアップデート
碧水(𝒉𝒆𝒌𝒊𝒔𝒖𝒊) ： 複数枚で山馬筆を購入
MetaHONDA： ニンジャ寺子屋運営
Riko： 犬猫保護活動への寄付
ゆーき丸：NFT購入し購入者に抽選でエアドロ
ふゆきんぐ：にんケットでのグッズ作成
ロケットかあさん： ニンジャ寺子屋運営
クリンシー： 集めてNFT(ICC)を購入
ふらっと： 集めてNFT(Musubi)を購入
Aki： 花展示会で展示用の花購入
てりやきクレイジー： おむつ代

ファンパスで得た資金の使い道については、道を示すことでエンタメ性や感謝を示す発信材料として使っている方が多い印象でした。

ただしクラファンのように大きな道筋を示さなくても気軽に始めることができるのがファンパスの特徴なので、資金の使い道については「活動資金」と一括りにしている方が大半でした。

2.感情で振り返るFAN PASSα

春のファンパス祭りという企画を3月5日に実施しました。

この企画はテーマ 「ファンパスが売れた時／買った時の嬉しかったエピソード」に沿って、スタエフまたはXで投稿していただくというもの。

ここで、発行者だけではなく購入者のファンパスに対する気持ちを聞くことができたので、まとめていきたいと思います。

【発行者側の気持ち】

ー絆ー

・純粋な応援で心が潤う
・絆が深まり、新しい縁にもつながる
・目に見える繋がりが出来る
・買ってくれた方のお名前は心に刻ませていただいた
・直接的なやり取りがない人でも実は応援してくれてたということに気づく
・今まで繋がってきた人との思い出を振り返り、その思い出を胸に、次のステージへと歩き出すための証明書

ー勉強ー

・お金の勉強になる
・自分の商品を持つという経験
・売れなくても良いという気持ちで売ると売れる
・自分をきっかけに他の人がファンパスにチャレンジしてくれることが嬉しい
・大きなリスクを背負う事なく『自分の商品』で商売が始められる
・自分の活動に覚悟を持つことが出来る
・購入者からクリエイターとしての活動にアドバイスをいただける
・ファンパスにチャレンジしたことで他の新しいチャレンジにも踏み出しやすくなった

ー始める前のもやもやー

・普段人に頼るのが苦手だから「誰かに助けを求める」経験をしたいと思った
・信用貯金を切り崩すのでは？という懸念があったが、後悔なんて一つもない。
・これまで誰かに応援されている実感はなかったが、先に始めている人から背中を押してもらえた
・なんのリスクもないのに何でやらないんだ？

ー売れた時の承認ー

・自分を認めてもらった感じ
・自己肯定感を高められる
・精神的にも支えてもらっているような想い
・複数枚購入特典のために継続的に買ってくれる人の愛を感じた
・たとえるならば、愛の告白に似てるかも
・明確に「好きです」と意思表示ができ「ありがとう」も言える。
・正直すぐに売れないと思ってたが、初めて買ってもらった時は我が子の誕生に近いような感覚でぶぁぁぁぁと込み上げてきました
・活動力の源につながる、ズシンと響く喜びを感じる
・もう、そっちの方向に向かって土下座する勢いで嬉しかった
・自分もそうだけど身銭をきって「これに投じる」というのは簡単じゃない、からこそ嬉しい

ー実益ー

・トラブルがあった際の弁護士費用に売り上げを当てることが出来た
・ガス代がかからない/MATICよりもJPYはメジャー

【購入者側の気持ち】

・実はファンで応援したいんだけど、どうすれば良いのかわからなかった
・気軽な気持ちで応援できるし、入口が入りやすかった
・だって、FAN PASSで彼を応援できるんですから✨
・応援の可視化が出来るのがすごく良い
・普段は裏方的に活動している人を応援できた
・「助けてあげた」という最高に誇らしい気持ちが得られるだけで十分
・普段のやり取りは中々できないけど、応援したい気持ちを表せる
・リアルで出会うと応援したくなる
・応援した人と繋がれているから、その後の活動も見たくなる
・ストーリーや苦しかったエピソードを聞くと応援したくなる
・頑張りを応援することで自分の制作活動に刺激を受けています
・ゴールを示してくれると現在地との差分から応援しやすい

3.2024年4月β版の展望

すでに4月に入っており、β版が始まっております。

📣発行者の方へ
既にα版のファンパスは有効期限が切れているので、改めて発行をお願いします！

β版では3つのことに注力していきたいと思います！

・音声発信×ファンパスの強化

ファンパスをWeb3界隈の外に拡げていくにあたって、「音声発信者」のターゲティングに注力していきます。
α版の取組から、人となりが伝わる音声発信とファンパスの相性が良いことが分かりました。
そこで、ペスハム自身もstand.FMを中心とした音声発信に注力していき、新しい発行者を増やしていきたいと思います。

・ファンパス発行者のコーチングサポート

ファンパスは「自分の商品を持つ」経験が気軽に出来ます。
しかし、「自分＝自分の商品として継続的に売り続ける」ことは、それなりの心理的、時間的負荷がかかります。
ただ、そこを乗り越えていくと、「どんな商品でも売れる」マーケティング力やセルフマインドセットが身についていくと考えています。
そこで、ファンパス発行を中心とした、コーチングサポートを提供していきます。
（価格は本人の予算と相談しながらオーダーメイドで決定していく想定）
まずは30分無料体験コーチングセッションを行っていきますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください！

・リアル現場やアーティストへの営業

ファンパス発行はSNSでの取扱いにとどまらないと思っています。
リアル現場で活躍する飲食店・美容院等の個人商店のパフォーマーや
舞台や演劇で活躍する役者、アーティストなど
様々な使い方が出来ると思っています。
まずは認知していただくことが必要だと思っているので、ドブ板営業を実施していきたいと思います。

引き続き、ファンパスの輪を拡げていきます。

発行にご希望の方はこちらの記事をご覧いただければと思います！

https://pessham.com/fanpass/

体験セッションを受けていただいた方の声

 

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